石工事 間知石積みの復旧工事
お墓の土台となる間知石積みの傾きがひどくなってきた為、別工事に絡め復旧改修工事のご依頼を承りました。
土台が沈下してしまった場合は基礎を一からやり直す必要がある為、石碑や石材を全て解体し、コンクリートを斫り更地の状態に戻します。
基礎下には割グリ石を敷き詰め地盤改良を行いました。
そして基礎コンクリートを新たに打設し、新しく頑丈な礎(いしづえ)となりました。
さぁここからが大変!「今まで使っていた間知石はそのまま使用して欲しい」とのご要望でしたので、解体前に全ての石に番号を振り分け、細かな微調整をしながら石積みを復旧していきます。
同じ場所に同じ石を使っても、積んだ職人が違うので一つ一つ手加工で石を割り微調整をしていきます。
最近はお墓の土台基礎部分に「間知石」を使うことがほとんどなくなっています。
何故でしょう・・。
石はとても重く頑丈な反面、設置工事には時間と労力がかかります。公共事業もそうですが費用が掛かり過ぎ予算の関係で主流が石積みからブロック積みへと変わってしまいました。
さらに高齢化と後継者の成りて不足も重なり、今では石が積める職人さんはとても貴重な存在となってしまったからなんです。
今回、弊社も久しぶりに石積みのお仕事をさせて頂きましたが、懐かしい気持ちでいっぱいになりました。
石積み工事やブロック積み工事、お墓の改修・墓地造成等気になる事がありましたらお気軽に弊社へご相談くださいませ!