飯田市と浪合村の2箇所にあったお墓を移転し、ひとつにまとめました!
この度、お墓を2箇所管理されていたお施主さまより、お墓をひとつにまとめたいとご相談を頂きました。ご実家様が浪合村におありで、古くからのご先祖様のお墓がおありです。また、比較的新しいお墓を飯田市にお持ちで、2か所にお参りをされていて、これを一つにまとめたいというご希望でした。
ご希望を叶えるべく、菩提寺様の敷地内の墓地へ、それぞれの墓石を無駄にすることなく再加工、洗浄をし、移設をし、2つを一つにまとめられたお墓が完成しました。新しく追加された墓石は、中国産青御影石G-654の門柱式外柵とお参りのしやすい地上式納骨堂を設けることで大変立派に完成いたしました。
飯田市にお持ちだった1箇所目の墓所
こちらのお墓が、比較的新しく飯田市にお建てになられた1箇所目のお墓です。できる限り、お引越しができる部分は移設したいとのご希望をいただきました。そのため、墓石、墓誌、小物の花立、水鉢、香炉を移設するご希望をいただきました。
移設に際して、お客様のお墓のこちらの部分などに、長い年月を重ねた水垢、埃による汚れがしっかりついてしまいました。移設するなら少しきれいに出来たら、というご希望でしたので、お墓のクリーニングを行い、綺麗に洗浄して移設をします。
移設する部分のお墓をすべて取り外し、一旦、工場に持ち帰って、その後、きれいに整地をして墓地を返却する準備が出来ました。
浪合村にお持ちだった、古くからのご先祖のお墓(2箇所目)
こちらが、ご実家様がある浪合村にあり、古くからお参りをされているお墓です。お客様はお墓をとても大切にされていて、こちらの古いお墓も、どうにか、移設する先の墓地にお引越しされたいというご希望でした。そのまま、クリーニングを差し上げて、移設することも可能でしたが、1箇所目の飯田市からもお墓を移設されるので、供養塔としてお祀りされる方もおられますと、お伝えしたところ、そのようにしたい、とご希望をいただきました。
墓石を取り外し、工場に持ち帰り、お客様のご希望の供養塔へと再加工します。もちろん花立、香炉、水鉢も綺麗に洗浄し、移設する予定です。墓地は、お墓を取り外した後、このような形で、更地にいたしました。
墓石の再加工
2箇所目の墓石は供養塔にするため再加工です。文字を入れ替えるため、正面の文字、側面の御戒名の部分を切断します。
切断後、職人の手で細部まで綺麗に加工します。
供養塔として再彫刻の文字は「南釈迦牟尼佛」です。
2箇所目の先祖墓が特殊洗浄と石の表面加工をすることによりこんなに綺麗に生まれ変わりました!
菩提寺へ新しく建立する墓地
ご住職の立会いのもと、新しく建立する場所の現地確認で丁張をして、区画のしるしをつけました。
冬はとても積雪のある地域なので寒冷地対策として通常の倍以上床掘をしました。
建て上げ工事
新たに中国産G-654青御影石を使った門柱式外柵の組立てます。今回、新しくされたのはこの門柱式外柵と地上式納骨堂の部分のみです。
納骨堂内は通気口を設置し湿気が籠らないようにしています。
納骨堂内から外部に繋がる通気用配管です。
耐震GELと耐震ボンド施工によりしっかり地震対策です。
いよいよ、それぞれから移設される墓石の建て上げです。目地コーキングをすることにより石のズレ防止だけでなく、雨水等が入りヒビ割れの原因防止にも繋がる大事な工程です。
完成
見事に再生し新しい墓地が完成しました。移設されたお石塔とは思えないほど綺麗に再生されて、お客様からも大変ご満足いただきました。今後もよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。